確定申告の時期になりました。
投資で利益が出るとうれしい反面
面倒くさくなる時期ですよね。
同時にふるさと納税を利用しているひとは
注意が必要って知ってました?
「あれっ?
確定申告ってどう書くんだったかな??」
というのを毎年くりかえしているので
確定申告の手続きの流れといっしょに
まとめておきます。
以前の記事(""超絶"お得な ふるさと納税 しました")にも書きましたが
ふるさと納税ってほんとにお得です。
最近、過剰なお礼の品の問題で
いろいろと話題にはなっていますが
利用する側としてはありがたい話です。
5団体以内への寄付であれば
「ワンストップ特例制度」が利用できます。
これはふるさと納税を利用すると
ふるさと納税をした自治体から送られてくる
申請書に記載して返送すれば
納税をした自治体から
住んでいる自治体へ納税の情報が連絡され
自分で面倒な手続きをしなくても
税金の控除が受けられるという
非常にありがたい制度です。
詳細は以前の記事を参照ください。
ただ、これが案外曲者です。
総務省のふるさと納税ポータルサイトにも
下記のような記載があります。
なお、5団体を超える自治体にふるさと納税を行った方や、ふるさと納税の有無にかかわらず確定申告を行う方も、ふるさと納税についての控除を受けるためには、これまで同様に確定申告を行う必要があります。
“ふるさと納税の有無にかかわらず
確定申告を行う方”
つまり
投資で申告すべき利益が出た場合や
医療費の控除を申請する場合
(1年間に支払った医療費が
10万円をこえる場合)
がこれにあたります。
その際には
ワンストップ特例制度に申請していても
自分でふるさと納税分もふくめて
確定申告する必要があります。
これを知らずに
投資の利益分や
医療費控除分のみ確定申告してしまうと
ふるさと納税分が
翌年の税金から控除されず
ただただ高価な返礼品を購入した
ということになってしまいます。
2.まずはFXの年間取引報告書を準備
それでは
毎年「どうやるんだったけ?」
と悩まされる
年に1度の確定申告の手順について
まとめていきます。
まず、証券会社等の口座で
特定口座「源泉徴収あり」の場合については
証券会社が代わりに税金を納めてくれるので
確定申告を行う必要ありません。
「源泉徴収なし」の場合は
年間取引報告書を使って
自分で確定申告を行います。
ぼくの場合はメインの取引はFXで
外為どっとコムを使っていますので
外為どっとコムのホームページに記載されている下記の方法から
1年間の損益計算書をダウンロードします。
まずアプリをひらき
「履歴検索/報告書」→「報告書のダウンロード」
をクリックします。
表示されるウィンドウの
損益計算書の期間を
前年の1月1日~12月31日として
「損益計算書を表示」
をクリックします。
するとpdfファイルが作成されますので
それを保存します。
3.海外FX口座を使用している場合は?
海外のFX口座を利用している場合も
同様の手順で申告します。
ぼくの場合はXMでも取引しているため
年間取引報告書を準備します。
まず取引に利用している
MT4あるいはMT5をひらきます。
ターミナルウィンドウ下側にあるタブで
"口座履歴"タブを選択します。
つぎに
タブ上で右クリックし
開いたウィンドウから
"期間のカスタム設定"をクリックします。
ここで期間を前年の1月1日~12月31日とし
"レポートの保存"をクリックするとレポートが.htm形式で保存されます。
pdfファイル等に変換しておくと
見やすくて便利です。
4.いざ申告書作成へ
必要なものを準備します。
・年間取引報告書
・マイナンバーカード
・ICカードリーダー
・ふるさと納税の寄付金受領証明書
これらがそろったら
申告書を作成します。
このとき注意が必要なのは
マイナンバーカードをつかって
申告する場合のブラウザは
Internet Explorerでなければできません。
ChromeやFirefoxをつかっている方は
注意が必要です。
ある程度、手続きを進めた段階で
「なんで??」ってなって
ブラウザを切り替えることになりますから。
はじめて申告書を作成する場合は
"作成開始"を選択します。
前年の分など
過去の申告書のデータがある場合は
"保存データを利用して作成"を
選択すると
入力が省略できて便利です。
"e-Taxで提出する"
を選択します。
不明な点がある場合などは
提出時に質問することができるため
"印刷して書面提出"
という手段もありかもしれません。
e-Tax を選択すると
さらに提出方式を選択します。
"マイナンバーカード方式により提出する"を選択します。
事前準備をはじめるのですが
まず本年度の
事前セットアップファイルを
ダウンロードし
実行します。
実行方法の詳細は
ホームページ上にpdfファイルがありますので
それにしたがって行えば
すぐに完了します。
ICカードリーダに
マイナンバーカードを差し込んで
"読み取り"をクリックし
マイナンバーカード受け取り時に申請した
利用者証明書用暗証番号を入力します。
すでにe-Taxを使用したことがある場合は
利用者識別番号と
マイナンバーカードの
関連付けが必要ですので
利用者識別番号と
暗証番号を入力します。
表示される登録情報が正しいかを確認し
申告書の作成にうつります。
ここで
"保存データを使用して作成"
を選択した場合は
使用する過去のデータを選択し
読み込みます。
過去データより
全て変更がないので読み込みます。
サラリーマンの場合
青色ではないので
チェックは外したままにします。
生年月日を確認して次へすすみます。
次に所得金額を入力します。
まずは給与所得の欄を
職場などからもらった
源泉徴収票を見ながら記入します。
次にFXの収支を記入します。
ここで注意が必要なのは
国内業者と海外業者で課税方式がことなります。
海外業者の収支は総合課税となり
雑所得の項目に記入します。
雑所得のその他の項目に
"入力する"をクリックします。
さらに上記以外(報酬等)に
"入力する"をクリックします。
XMを利用している場合
種目:証拠金取引
名称:Trading Point (Seychelles)
場所:Eden Island, Seychelles
正式には
名称:Trading Point (Seychelles) Limited
場所:F20, 1st floor, Eden Plaza, Eden Island, Seychelles
ですが
28文字以内の指定があるので
省略します。
収入金額と所得金額を記入すれば
OKです。
源泉徴収税額は記入不要です。
国内業者の収支は
分離課税となるので
"先物取引に係る雑所得等"
の項目に記入します。
まず
取引の内容の種類を
"外国為替証拠金取引"と記載します。
つぎに
決済の方法の欄に
"差金決済"と記入します。
決済年月日や数量は
取引が複数回ある場合は
記入不要です。
差金等決済に係る利益または損失の額の欄に
損益計算書に記載された額を記入します。
経費も申請する場合は
該当欄に記入します。
ぼくはMT4のサーバーを
レンタルしているため
その費用を計上します。
これでFX取引の申告は終了です。
つぎに
ふるさと納税分について記入します。
ふるさと納税分については
所得金額の入力ページの次の
所得控除の入力ページで記入します。
ふるさと納税分は寄付金控除にあたります。
"入力する"をクリックして
入力ページへ進みます。
証明書に記載された寄付年月日を記入し
寄付金の種類を
"都道府県、市町村に対する寄付金
(ふるさと納税など)"
を選択します。
寄付をした
都道府県、市町村を選択すると
1番下の"寄付先の所在地"と
"寄付先の名称"が自動的に入力されます。
そして
寄付金の金額を入力すれば終了です。
複数の自治体に寄付した場合は
"別の寄付先を入力する"をクリックして
同じ作業を繰り返します。
つぎのページの
"税額控除・その他項目の入力"については
ぼくは該当がないので未記入ですすみます。
さいごに
"住民税等の入力"で
きちんと
"自分で納付"
にチェックしましょう。
会社にバレないように。
以上で終了です。
毎度のことながら
ほんとにつかれます。
念のため
翌年の税額から
ふるさと納税分が
きちんと控除されているか
確認を忘れないようにしましょう!
(追記)
ちなみに住民税が安くなるのは
翌年の6月からです。
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