GIMPは
オープンソースで開発されている
フリーの画像処理ソフトです。
いろいろな機能があり
これまでにやりたいと思ったことが
できなかったことはありません。
そのうえ
フリーのソフトにありがちな
使いづらさも感じません。
本当にこれがフリーソフトなのが
信じられないくらいです。
そんなGIMPと
フリー素材をつかって
かんたんに年賀状を
作成する方法です。
Contents
1.はがきサイズのテンプレートは用意されていないので
ネット上にある
年賀状用のフリー素材は
だいたいはがきサイズに合わせて
つくってくれてあります。
そのためダウロードして
写真と組み合わせて
すぐにプリントすることができます。
ただGIMPは
さすがにこのあたりは海外仕様なので
“US-Letter”サイズのテンプレートしか
デフォルトで用意されていません。
ふつうに貼り付けると
背景が余ってしまいます。
まずは日本のはがきサイズの
テンプレートを作成します。
2.はがきサイズってどれくらい?
じゃあ日本のはがきサイズって
どのくらいなんだろう?
いままで考えたこともありませんでした。
日本郵便のウェブサイトを見ると
厳密には決まってないんですね。
最大と最小サイズが
記載されているだけです。
実際の年賀はがきをはかると
148㎜×100㎜ですので
このサイズでテンプレートを作成します。
3.画素数と解像度をかんたんに解説
これで画像の必要サイズがわかったので
つぎにプリンターで印刷した際の
画質に関わる解像度の設定をします。
まず最初に
画素というのは画像を表す
色のついたひとつひとつの点のことです。
画素数というと
その画像のなかに
この点がいくつあるかというのを表します。
画素数は「ピクセル」とか「px」
で表します。
640×480pxの画像というと
ヨコに640個、タテ480個の
点が集まった画像ということになります。
それにたいして解像度とは
「dpi(dot per inch)」で表されます。
1インチ×1インチ(25.4㎜×25.4㎜)のなかに
先ほどの画素がいくつ入っているかです。
つまり
解像度と画像の幅、高さが決まっていれば
画素数は勝手に決まりますし
解像度と画素数が決まれば
画像の幅と高さは決まることになります。
解像度を300dpiとすると
はがきサイズは148㎜×100㎜なので
画素数は1748×1181pxとなります。
4.テンプレートを作成する
ここまでわかったところで
実際にテンプレートを
作成していきます。
5.印刷できない⁈
と、ここまでつくって
最後に印刷しようとしたところ
用紙種類を郵便はがき(インクジェット紙)、
用紙サイズをハガキに設定すると
「プリンタと設定が異なります」
とエラーが表示されます。
結果、pngで保存しフォトエディタで
開きなおして印刷しました。
どうもGIMP側の問題のようですが
解決策はこれしか見当たりませんでした。
エラーがでても気にせず
「この用紙に印刷する」で
強制的に印刷してよかったのかな。
次回たしかめてみます。
いずれにしても
何とか年賀状完成しました。