今回も画像や色を混ぜ合わせるときのブレンドモードを詳しく解説しています。
これまでの3回の記事はこちらです。
Contents
これにより明るい部分が明るくなりコントラストが強くなります。
色1 RGB (0.2,0.5,0.7)
色2 RGB(0.9,0.3,0)

色1 RGB(1,0.714,0.7)
変更後 (係数1.0)
変更後 (係数 0.5)
変更後 (係数 0)
これにより画像が暗くなりコントラストが強くなります。覆い焼きカラーの反対の効果があります。
色1 RGB (0.2,0.5,0.7)
色2 RGB(0.9,0.3,0)

色1 RGB(0.12,0,0)
変更後 (係数1.0)
変更後 (係数 0.5)
変更後 (係数 0)
色1 RGB (0.2,0.5,0.7)
色2 RGB(0.9,0.3,0)

色1 RGB(1,0.1,0)
変更後 (係数1.0)
変更後 (係数 0.5)
変更後 (係数 0)
ソフトライトの明るさを増減する方法はソフトによって様々です。
ここでは次の式に従い、変更してみました。
色1、色2のRGB値をそれぞれa,bとして
b≦0.5 a-(1-2b)a(1-a)
b>0.5 a+(2b-1)(g(a)-a)
ここでg(a)は
a≦0.25 ((16a-12)a+4)a
a>0.25 √a
色1 RGB (0.2,0.5,0.7)
色2 RGB(0.9,0.3,0)

色1 RGB(0.398, 0.4, 0.49)
変更後 (係数1.0)
変更後 (係数 0.5)
変更後 (係数 0)
結果の色はRGB値を指定したものと微妙に色が違いますね。
これまでの3回の記事はこちらです。
Contents
1. ブレンドモードの効果
前回同様、それぞれのブレンドモードを使うと出来上がった画像にどのような効果があるかを確認していきます。(1) 覆い焼きカラー (Color Dodge)
色1(背景画像)で指定した画像のそれぞれのピクセルのカラーチャンネルの値を、色2(前景画像)で指定した画像の対応するピクセルの値を反転したもので除算します。これにより明るい部分が明るくなりコントラストが強くなります。






(2) 焼き込みカラー (Color Burn)
色1(背景画像)で指定した画像のそれぞれのピクセルのカラーチャンネルの値を反転し、色2(前景画像)で指定した画像の対応するピクセルの値で割ります。そして、最後に結果を反転させます。これにより画像が暗くなりコントラストが強くなります。覆い焼きカラーの反対の効果があります。






(3) リニアライト (Linear Light)
リニアライトは覆い焼きリニアと焼き込みリニアを組み合わせたもので、前景画像の明るさによって2つを切り替えます。 この覆い焼きリニアと焼き込みリニアは、上で説明した覆い焼きカラー、焼き込みカラーとは別のものです。 具体的には、色2(前景画像)のピクセルのRGB値が0.5より大きい(明るい)場合は覆い焼きリニアとなり、0.5より小さい(暗い)場合は焼き込みリニアとなります。 色1、色2のRGB値をそれぞれa,bとすると、結果の画像のRGB値は a+2b+1 で表されるので、R,G,Bそれぞれの値について計算して求めます。





(4) ソフトライト (Linear Light)
色2(前景画像)で指定した画像のピクセルのRGB値が0.5よりも明るいとより明るく、暗いとより暗くなりますが、明るくする方法がリニアライトと異なります。ソフトライトの明るさを増減する方法はソフトによって様々です。
ここでは次の式に従い、変更してみました。
色1、色2のRGB値をそれぞれa,bとして
b≦0.5 a-(1-2b)a(1-a)
b>0.5 a+(2b-1)(g(a)-a)
ここでg(a)は
a≦0.25 ((16a-12)a+4)a
a>0.25 √a






結果の色はRGB値を指定したものと微妙に色が違いますね。