The WONDER ROAD

     

Uターンの失敗からリスタートするブログ

2022年02月

Blender 3.0がリリースされました。バージョンアップしようと思いながらできていませんでしたが、やっとバージョンアップしました。

Blender_3.0_Vesion_UP



Contents

  1. そのままバージョンアップできる?
  2. バージョンアップの手順
  3. バージョンアップで注意すること

1. そのままバージョンアップできる?

バージョンアップしようと思ったときにひとつ気になったのが、古いバージョンとの関係です。
Blender 3.0 のファイルをダウンロードしてインストールすれば勝手に置き換わるのか?それとも何か作業が必要なのか?

結論から言えば、ただダウンロードしてインストールするだけです。ショートカットもそのまま使用でき、起動すると自動的に新しいバージョンが起動されます。

2. バージョンアップの手順

それではバージョンアップの手順をひとつづつ確認していきましょう
  1. Blenderの公式ウェブサイトからトップページの「Download Blender」をクリックします。

    Blender_3.0_Upgrade_1

  2. つぎのダウンロードページで「Download Blender 3.0.1」をクリックするとダウンロードが始まります。

    Blender_3.0_Upgrade_2

  3. ダウンロードした "blender-3.0.1-windows-x64.msi" というファイルをダブルクリックすると、セットアップウィザードが起動しインストールが始まります。

  4. まず「Next」をクリックしてセットアップを始めます。セットアップ時の言語に日本語が設定されていないので英語で行います。

    Blender_3.0_Upgrade_4

  5. 「ソフトウェアの使用許諾契約に同意する」にチェックを入れて「Next」をクリックします。

    Blender_3.0_Upgrade_5

  6. インストールしたい機能を選択し、インストールする場所を選択します。特に必要がなければそのまま「Next」で構いません。

    Blender_3.0_Upgrade_6

  7. これで準備は完了ですので「Install」をクリックしてインストールを始めます。インストールは1分くらいで終わります。

    Blender_3.0_Upgrade_7

  8. 下のような画面が出たら完了ですので「Finish」をクリックしてセットアップを終了します。

    Blender_3.0_Upgrade_9

  9. Blenderを起動するとバージョン3.0にバージョンアップされているのがわかります。

    Blender_3.0_Upgrade_10

3. バージョンアップで注意すること

セットアップが終了後に最初にBlenderを起動すると、言語やマウスのセットアップを設定する画面が表示されます。
ここで何も考えずにセットアップを選択し「Save New Setting」をクリックしてしまいましたが、使い始めると追加したアドオンなどがなくなっていることに気づきました。それほど数は多くなかったのでもう一度追加し直しましたが、おそらく最初の画面で「Load 2.91 Setting」のほうを選択しなければいけなかったんだと思います。

Blender_3.0_Upgrade_11

一度設定してしまうと2回目は表示されないのでそれが正解かどうかはわかりませんが、これからバージョンアップする人は注意してくださいね。



今回は毛や煙の流れなどを簡単に表せるパーティクルシステムについて見ていきましょう。

Blender_Particle_System

Contents

  1. パーティクルとはなにか?
  2. パーティクルシステムのタイプ
  3. パーティクルの使用方法

1. パーティクルとはなにか?

パーティクルとは、オプジェクトのメッシュ表面や頂点から放出される多数の小さな粒のような要素のことです。
周囲のオブジェクトや環境から影響を受けながら動きを表現することもでき、炎や煙、霧のようなモヤモヤしたものを表現できます。また、ヘアータイプのパーティクルでは、髪の毛や動物の毛のようなもの、芝生などを表現することができます。
ただ、パーティクルシステムは多数のパーティクルを含んでいるのでレンダリングにかかる時間が長くなります。そのため、コンピュータの性能によってどの程度のパーティクルを配置できるかが決まってきます。

Blender_Particle_System_Hair

2. パーティクルシステムのタイプ

パーティクルシステムには「エミッター」と「ヘアー」の2つのタイプがあります。
「エミッター」タイプではメッシュからパーティクルが放出されます。そして、「ヘアー」タイプではらせん状の糸のように表現されます。
この2つのタイプの選択や、それぞれの詳細な設定はプロパティウィンドウのパーティクルシステムパネルを使って行います。

2022-01-31_23h00_14

3. パーティクルの使用方法

パーティクルを使用するときの大まかな手順は次のようになります。
  1. パーティクルを放出するメッシュを作成します。
    メッシュの画像
  2. パーティクルシステムを作成します。複数のシステムを組み合わせたほうが仕上がりがよくなります。   システムの作成方法の画像
  3. 効果を確認しながらそれぞれのパーティクルシステムを調整します。
  4. アニメーションにする場合はメッシュのアニメーションを作成します。
  5. パーティクルの流れを指定します。
  6. 最終的なレンダリングやシミュレーションを行い必要であれば効果を調整します。

パーティクルシステムを使いこなせるようになれば、表現の幅が広がります。
次回からは各プロパティの設定について詳しく見ていきましょう。

このページのトップヘ