前回インストールしたAnacondaからプログラムを作成、実行するアプリの「Jupyter Lab」をつかってみます。
Contents
Anaconda Navigatorにはインストールされているライブラリや利用可能なライブラリが表示され、ここから操作することができます。
Launch と表示されているものがすでにインストールされているライブラリ、 Install と表示されているものがインストールして利用できるライブラリになります。
ノートブックと呼ばれるファイルにプログラムを作成し実行します。
ただ、最初に表示されるフォルダは C:\Users\(自分のアカウント) 内にあるフォルダになります。
起動プログラム用のドライブとデータ用のドライブに分けている場合などは、作業フォルダの変更が必要となります。
コンフィグレーションファイルを作成して書き換える方法も試しましたがうまくいかなかったので、ショートカットのリンク先を書き換える方法で変更します。
ただ、この方法では Anaconda Navigator から起動した場合は、最初から設定されている場所がファイルの保存場所となるので「スタートメニュー」から起動する必要があります。
スタートメニューのアイコンは「Jupyter Notebook (Anaconda 3) 」のままですがクリックすると「Jupyter Lab」が起動します。
いろいろなプログラミング言語を使い慣れた人には当たり前のことなのかもしれませんが、Pythonを使い始めたときに少し戸惑った操作をまとめておきます。
1. プログラムの実行
プログラムの実行は、ウィンドウ上部の▶マークを押すか Shift + Enter で行います。
実行するつもりで何度も Enter キーを押しましたが、 Enter キーだけだとセルの中でただ改行されるだけになります。
ちなみに Shift + Enter の代わりに Ctrl + Enter で実行すると、下に新しいセルが追加されずに実行されます。
2. セルのコピーやペースト
セルをまるごとコピーする場合は、使い慣れた Ctrl + C や Ctrl + P ではなく、 C 、 X 、 P キーのみで行います。
それとは別に操作したいセル上で右クリックでも操作できます。
セルに書き込んだ文字や式をコピーする場合はWindowsのショートカットと同じ Ctrl + C をつかいます。
3. セルの削除
セルの削除には D キーを押します。
これも何度も間違って Delete キーを押しましたが Delete キーでは何も起こりません。
4. セル操作のUndoとRedo
セル操作(セルの追加や削除など)のUndoやRedoはそれぞれ Z と Shift + Z となります。
セルの中を編集した場合のUndoやRedoは Ctrl + Z と Ctrl + Shift + Z になります。
5. セルの追加
今のセルの上に新しいセルを追加する場合は A キー、 下に新しいセルを追加する場合は B キーを押します。
下に追加するメニューは画面上のメニューバーにもあります。
6. コメントアウト
書き込んだ文字をコメントアウトするにはコメントアウトしたい文の前に「#」を付けるかセルの中で Ctrl + / を押します。
Contents
1. Navigatorを起動する
まずはスタートメニューから「Anaconda Navigator」を起動します。Anaconda Navigatorにはインストールされているライブラリや利用可能なライブラリが表示され、ここから操作することができます。
Launch と表示されているものがすでにインストールされているライブラリ、 Install と表示されているものがインストールして利用できるライブラリになります。
2. Jupyter Labを起動する
Jupyter Lab はWebブラウザ上でPythonなどのプログラムを開発、実行できるアプリケーションです。ノートブックと呼ばれるファイルにプログラムを作成し実行します。
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Anaconda Navigator から
Launch
ボタンをクリックして Jupyter Lab を起動します。
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ブラウザが開きJupyter Lab の画面が表示されます。
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画面左側のフォルダリストから作業フォルダを選択します。
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右側のメニューから「Python 3」の Notebook を選択します。
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新規のノートブックが開くので、セルのなかにプログラムを記述していきます。
3. 作業フォルダの変更方法
Jupyter Lab を起動すると画面左側にフォルダが表示され、この中の選択したフォルダに作業中のファイルが保存されます。ただ、最初に表示されるフォルダは C:\Users\(自分のアカウント) 内にあるフォルダになります。
起動プログラム用のドライブとデータ用のドライブに分けている場合などは、作業フォルダの変更が必要となります。
コンフィグレーションファイルを作成して書き換える方法も試しましたがうまくいかなかったので、ショートカットのリンク先を書き換える方法で変更します。
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スタートメニューから「Jupyter Notebook (anaconda3)」を右クリックして、「その他」→「ファイルの場所を開く」を選択します。
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C:\Users\(アカウント名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Anaconda3 (64-bit)内にあるJupyter Notebook のショートカットを右クリックします。
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プロパティのリンク先が [~jupyter-notebook-script.py "%USERPROFILE%/"] となっている部分の[notebook]を[lab]へ書き換え、["%USERPROFILE%/"]の部分を変更したいしたい場所へ書き換えます。
例えば、Dドライブのdataというフォルダへ作業ファイルの保存場所を変更したい場合は、 [~jupyter-lab-script.py "D:\data"] となります。
ただ、この方法では Anaconda Navigator から起動した場合は、最初から設定されている場所がファイルの保存場所となるので「スタートメニュー」から起動する必要があります。
スタートメニューのアイコンは「Jupyter Notebook (Anaconda 3) 」のままですがクリックすると「Jupyter Lab」が起動します。
4. Pythonで戸惑った操作
いろいろなプログラミング言語を使い慣れた人には当たり前のことなのかもしれませんが、Pythonを使い始めたときに少し戸惑った操作をまとめておきます。
1. プログラムの実行
プログラムの実行は、ウィンドウ上部の▶マークを押すか Shift + Enter で行います。
実行するつもりで何度も Enter キーを押しましたが、 Enter キーだけだとセルの中でただ改行されるだけになります。
ちなみに Shift + Enter の代わりに Ctrl + Enter で実行すると、下に新しいセルが追加されずに実行されます。
2. セルのコピーやペースト
セルをまるごとコピーする場合は、使い慣れた Ctrl + C や Ctrl + P ではなく、 C 、 X 、 P キーのみで行います。
それとは別に操作したいセル上で右クリックでも操作できます。
セルに書き込んだ文字や式をコピーする場合はWindowsのショートカットと同じ Ctrl + C をつかいます。
3. セルの削除
セルの削除には D キーを押します。
これも何度も間違って Delete キーを押しましたが Delete キーでは何も起こりません。
4. セル操作のUndoとRedo
セル操作(セルの追加や削除など)のUndoやRedoはそれぞれ Z と Shift + Z となります。
セルの中を編集した場合のUndoやRedoは Ctrl + Z と Ctrl + Shift + Z になります。
5. セルの追加
今のセルの上に新しいセルを追加する場合は A キー、 下に新しいセルを追加する場合は B キーを押します。
下に追加するメニューは画面上のメニューバーにもあります。
6. コメントアウト
書き込んだ文字をコメントアウトするにはコメントアウトしたい文の前に「#」を付けるかセルの中で Ctrl + / を押します。