作業している仮想環境の確認




Contents

  1. そもそも作成した仮想環境で作業しているのか?
  2. 作業している仮想環境を確認する方法は3つ

1. そもそも作成した仮想環境で作業しているのか?

前回までで、指定したディレクトリに仮想環境を作成することができました。

いよいよ作成した仮想環境で作業を勧めていきます。
Anaconda Promptから使用する仮想環境を有効化し、以下のコマンドを実行してJupyter labを起動します。
conda activate (仮想環境名)
jupyter lab

jupyter labが起動し、作業を始めようかと思ったところで、「はたして意図した仮想環境で作業しているのだろうか?」という疑問が湧いたので確認してみることにしました。

2. 作業している仮想環境を確認する方法は3つ

  1. コマンドラインで確認する方法
  2. sysモジュールを使用して確認する方法
  3. Jupyter Labのカーネルを確認する方法

1. コマンドラインで確認する方法

これはAnaconda Prompt等で作業している場合に有効です。
仮想環境を有効化している場合、プロンプトの先頭に仮想環境の名前が表示されます。

例えば、myenvという仮想環境を有効にすると以下のように表示されます。
(myenv) C:\path\to\your\project>

もし仮想環境が有効でない場合、(myenv)の部分が通常のPythonの設定と同じように表示されます。

2. sysモジュールを使用して確認する方法

これはNotebookで作業している場合に有効です。
Notebookのセルに以下のPythonコードを入力して実行します。

import sys
sys.executable

このコードは、sysモジュールをインポートし、現在のPythonの実行可能ファイルのパスを表示します。 もし仮想環境が有効であれば、その仮想環境のPythonのパスが表示されます。

2. Jupyter Labのカーネルを確認する方法

Jupyter Labの右上にある「Kernel」メニューをクリックします。
ドロップダウンメニューから現在のカーネル(仮想環境)を確認できます。


これらの手順で、Jupyter Lab内で作業している仮想環境を確認できます。 カーネルについては後日詳しく書いていきます。