前回は3D CGの作成を始めるにあたって
3D CGをつくる大まかな流れを
見ていきました。

もっと複雑でリアルな画像や動画を
作成するために
追加で必要な作業があります。

今回はそれを確認していきます。


Blender_つかい方_はじめて_3D_CG_2

Contents

  1. 複雑なデータを作成する作業ステップ
    1. スカルプティング
    2. テクスチャペインティング
    3. 物理シミュレーション
    4. モーションキャプチャ
    5. 合成

1.複雑なデータを作成する作業ステップ

前回の基本的な作業ステップに加え
どのような作業が必要になるのか
見ていきましょう。


3DCG_作成ステップ_2


(A-1) スカルプティング

彫刻をする(スカルプト)ように
手で造形をすろような感覚で
モデルをつくります。

四角や三角や球など
単純な形状だけではなく
より自然な形で
現実にあるものを再現できたりします。

(A-2) テクスチャペインティング

2次元画像に模様を描くように
3Dモデルの表面に画像を貼りつけて
質感や模様、凹凸を表現します。

たとえば
レンガ敷きの地面を背景にしたいときに
レンガをひとつひとつ
モデリングするのは大変ですよね。

そんなときに
レンガ敷きの画像を
地面となる平面に貼りつけて
簡単にリアルな質感を出すことができます。

(A-3) 物理シミュレーション

CGアニメーションのなかで
モデルが力を受けたときに
どのように動くかを
より現実に近い動きを表現できます。

たとえば
ボールがバットに当たったあと
どのように飛んでいくかとか、
風が吹いたときに
カーテンがどのように揺れるかなどです。

(A-4) モーションキャプチャ

自然な人の動きを
モデルに設定するのはとても難しいので
実際の人の動作を撮影し
そのデータをつかって
アニメーションのなかの
モデルの動きに置き換える作業です。

(A-5) 合成

実際の映像とCGを組み合わせて
映像だけでは表現がむずかしいシーンを
表現します。


いかがでしょうか?

これだけでも
少しは3D CGのつくり方が
なんとなく
理解できてきたんじゃないでしょうか。

次回はBlenderの表示や操作の基礎について
書いてみたいとおもいます。