Windowsには、はじめから「ドキュメント」、「ピクチャ」、「ミュージック」などの個人用フォルダが用意されています。たとえば、WordのファイルやExcelのファイルは「ドキュメント」フォルダーへ、カメラで撮影した写真は「ピクチャ」フォルダーへ、などと使用している人は多いのではないでしょうか。では、これらのフォルダーをほかのドライブへ移動できるのでしょうか?
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1. Windowsの個人用フォルダとは
個人用フォルダーとは、Windowsにはじめから用意されているフォルダーで、作成したドキュメントファイルは「ドキュメントフォルダー」、デジカメで撮った写真は「ピクチャフォルダー」、ダウンロードしたミュージックファイルは「ミュージックフォルダー」と何もしないでも分類して保存できるようになっています。エクスプローラーを開いても、常に上のほうに表示されるので便利です。2. 個人用フォルダの移動方法
- 最初に移動させたいドライブに新しいフォルダーを作成しておきます。フォルダーの名前は、ドキュメント、ミュージック等、わかりやすい名前を適当につけて構いません。
ここでは試しに「ミュージック」フォルダーを移動させてみます。フォルダーを新しく作るには、Dドライブ内で右クリック、「新規作成」→「フォルダー」から作成します。 - つぎにエクスプローラーを開くと、いちばん上に個人用フォルダが表示されます。移動させたいフォルダを右クリックし、表示されたメニューの中から「プロパティ」を選択します。
- 表示されたプロパティから「場所」のタブを選択し、「移動」をクリックします。
- 1.で新しく作ったフォルダを選択して「フォルダーの選択」をクリックします。
- プロパティのウィンドウに戻り、移動先が入力されているか確認して「OK」をクリックします。
- 「元の場所のすべてのファイルを、新しい場所に移動しますか?」とたずねられるので「はい」をクリックします。
- Dドライブをクリックすると中にフォルダーが移動されています。
以上の手順を繰り返して、すべての個人用フォルダーを移動します。
3. 個人用フォルダを移動するときに注意すること
以上のように、個人用フォルダーを移動するのはとても簡単ですぐに終わります。でも、注意することがひとつだけあります。上に書いた「手順4.」のフォルダーの移動先を選択するところで、左側のファイルツリーから「ローカルディスク(D:)」をダブルクリックしたり、右側のウィンドウの「ローカルディスク(D:)」のアイコンをクリックして、Dドライブを直接選択してしまうと、保存場所を変更しなおすことができなくなってしますので注意が必要です。
実際、ぼくもやってしまったので、「手順5」で間違ってDドライブを直接選択していないか、しっかり確認しましょう。
ここで気が付かずにDドライブに移動してしまった場合、修正するのには少し工夫が必要になります。
まず、最初に移動するときと同様に「プロパティ」の「場所」のタブから「標準に戻す」をクリックします。
すると、購入時に設定されていたCドライブのフォルダーが表示されるので「OK」をクリックします。このとき、先ほどと同様に「元の場所のすべてのファイルを、新しい場所に移動しますか?」とたずねられます。ここで「はい」を選択すると「移動できません」と警告がでるので、「いいえ」をクリックし、フォルダーだけを元の場所に戻した後、中身のフォルダーやファイルは手作業でコピー、または移動する必要があります。
これだけ注意しておけば、ほかのフォルダーやファイルと同様に簡単に移動できますよ。
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