今回はBlenderのなかで一番使用頻度が高い3Dビューウィンドウを少し詳しく見ていきましょう。


Blender_つかい方_はじめて_3D_CG_5


Contents

  1. 3Dビューウィンドウ内のアイテム
  2. 3Dビューのモード
  3. 表示モードとその切り替え

1. 3Dビュー内のウィンドウ内のアイテム

では、まず3Dビューウィンドウ内に表示されているアイテムを見ていきましょう。

3Dウィンドウ_表示パーツ解説

① 3Dオブジェクトの初期形状です。これから3Dオブジェクトを作ります。

② グローバル座標系の各軸方向を表します。

③ 3Dカーソル:新規のオブジェクトはこの位置に作られます。

④ アクティブなオブジェクトの情報です。ここでは "Collection" というシーン内の "Cube" という名前のオブジェクトを指しています。

⑤ シーンの光源となるランプを表します。

⑥ カメラです。レンダリングの際の画像の視点を表します。▲のマークがついているほうが画像の上になります。

2. 3Dビューのモード

Blenderでは3Dオブジェクトを操作する際に、特定の作業を行いやすいように6つのモードが設定されています。現在のモードは画面左上のボックスにアイコンと共に表示され、プルダウンリストからほかのモードを選択することができます。

Blender_モード

Blender_モード_2

ここではオブジェクトモードが選択されています。

用意されているモードと選択した場合の3Dビューウィンドウの表示を見ていきます。

① オブジェクトモード

Blender_オブジェクトモード


② 編集モード

Blender_編集モード


③ スカルプモード

Blender_スカルプモード


④ 頂点ペイント
Blender_頂点ペイント


⑤ ウェイトペイント

Blender_ウェイトペイント


⑥ テクスチャペイント

Blender_テクスチャペイント


①オブジェクトモード と ②編集モード は頻繁に使用するので、リストから選択する以外にTabキーでも切り替えることができます。

3. 表示モードとその切り替え

3Dオブジェクトの表示には、不透明なオブジェクトで表示される「ソリッドモード」と、外形線だけで表示される「ワイヤーフレームモード」があります。通常はソリッドで作業を進めますが、複数のオブジェクトを作業するなかで、邪魔になるオブジェクトがでたり、内部が確認したい場合などにはワイヤーフレーム表示が必要になります。

Blender_ソリッド表示         Blender_ワイヤーフレーム表示

ソリッド表示とワイヤーフレーム表示は "Zキー" で切り替えられます。"Zキー"を押すとカーソルの周りに表示モードの選択肢が表示されるので、選択して切り替えます。

Blender_表示ビュー切り替え


また、画面右側からも切り替えることができます。画面の右上に4種類の表示モードのアイコンが表示されています。これをクリックして表示モードを切り替えることができます。

Blender_表示モード切り替え_2


透視投影と平行投影も切り替えることができます。

Blender_透視投影   Blender_平行投影
透視投影               平行投影

これは"5キー"を押すことで切り替えることができます。ほかにも画面右側のアイコンでも切り替えることができます。

Blender_表示モード切り替え_3

これは作業上や完成画像などに特に影響はありません。どちらの方が自分がイメージしやすいかの問題だけです。


次回も3Dオブジェクトの画面表示について解説していきます。