今回は、Blenderのコレクションという機能についてです。以前はレイヤーと呼ばれていた機能と同様のものになります。

Blender_つかい方_はじめて_3D_CG_10


Contents

  1. コレクションとは
  2. コレクションの確認方法
  3. コレクションの追加方法

1. コレクションとは

コレクションとは作業する階層のことです。オブジェクトやカメラ、照明をそれぞれ別のコレクションに入れることができ、それぞれのコレクションごとに表示・非表示を切り替えることができます。複数のオブジェクトをそれぞれ別のコレクションとするメリットは、たくさんのオブジェクトが存在する複雑なシーンの作業を行うときに、ほかのオブジェクトが邪魔になって作業したいオブジェクトを選択するのが難しい時があります。そんなときに必要なコレクションだけを表示し、残りを非表示とすることで作業が簡単になります。

2. コレクションの確認方法

現在作業しているシーンのなかにどのようなコレクションがあって、それぞれのコレクションのなかにはどのようなオブジェクトが含まれているのかは「アウトライナーエディター」から確認できます。

Blender_アウトライナー_2

3. コレクションの追加方法

つぎのような6つのキューブをそれぞれ別のコレクションに登録してみます。

Blender_コレクション_1


追加するコレクションに登録するオブジェクトを選択してMキーを押します。新しくコレクションを追加して、そこにオブジェクトを登録したい場合は「+ New Collection」を選択します。既存のコレクションにオブジェクトを追加したい場合は、下に今あるコレクションが表示されるので、そのなかから選択します。

Blender_コレクション_2


または「アウトライナーエディター」の「シーンコレクション」を右クリックし、「新規コレクション」を選択して新しくコレクションを追加します。その後、移動したいオブジェクトをドラッグ&ドロップして登録することも可能です。

Blender_コレクション_3

3. コレクションを非表示にする方法

アウトライナーエディターのそれぞれのコレクションの横にある目のマークをクリックすることで、そのコレクションを非表示にすることができます。もう一度クリックすると表示されます。

Blender_コレクション_4