時間をかけてしっかりレンダリングした画像やアニメーションが思っていたような出来じゃなかったら、なかなかショックが大きくないですか?今回はそうならないための方法です。

Blender_ビューポートレンダリング

Contents

  1. ビューポートレンダリングとは
  2. ビューポートレンダリングの注意点
  3. ビューポートレンダリングの実行方法

1. ビューポートレンダリングとは

3Dモデルがモデルのレイアウトを変更したり、通常作業しているウインドウを「3Dビューポート」といいます。ビューポートレンダリングとは、この3Dビューポートでレンダリング画像やアニメーションを事前に確認することができます。

このとき、ソリッドモードではWorkbenchのレンダリングセッティングを使用し、マテリアルプレビューモードではEeveeのレンダリングセッティングを使用します。

2. ビューポートレンダリングの注意点

ビューポートレンダリングは通常のレンダリングとは違う点がいくつかあるので注意が必要です。
  • カメラビューではなく現在画面にうつっている視点で画像がつくられる
  • カメラオブジェクトや背景の座標軸やグリッドなども含んだ画像がつくられる
まず、通常のレンダリングでは、自分で設定したカメラからの視点で画像がつくられますが、ビューポートレンダリングでは現在アクティブなビュー、つまり現在画面上に表示されている視点で画像がつくられます。実際のレンダリング画像と同様にカメラからの視点での画像を確認したい場合は  0  キーを押して、カメラビューに変更してから、ビューポートレンダリングを実行します。

ためしに次のようなモデルをビューポートレンダリングと通常通りのレンダリングで比較してみます。

Blender_Viewport_Rendering_Before


ビューポートレンダリング
ビューポートレンダリング
ビューポートレンダリング_2
通常のレンダリング

3. ビューポートレンダリングの実行方法

ビューポートレンダリングの実行方法は次の通りです。

    静止画のレンダリング    

3Dビューポート内の「ビュー」→「ビューで画像をレンダリング」

    アニメーションのレンダリング    

3Dビューポート内の「ビュー」→「ビューで動画をレンダリング」

    キーフレームのレンダリング    

3Dビューポート内の「ビュー」→「ビューでキーフレームをレンダリング」

キーフレームのレンダリングでは、キーフレームが挿入されたフレームのみレンダリングされ、そのほかのフレームは1つ前のキーフレームが繰り返されます。