前回はダウンロードした人物の3Dモデルがポーズをとれるように設定しました。
ただ、サッカー選手のモデルをつくりたかったのですが、ダウンロードしたモデルなのでソックスをはいてなかったり、靴が革靴っぽかったりでサッカー選手っぽくないところがあってイマイチなので、人物モデルとユニフォームのモデルを別々にダウンロードして合わせてみます。
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例えば、今回のモデルではシャツの袖と人物の腕のポーズが違うので、うまく合わせることができません。
そのため、アーマチュアを追加した人物モデルのポーズを変更して、ユニフォームのモデルに合わせていきたいと思います。
さいごにユニフォームからはみ出している部分をメッシュを変更することで調整していきます。
これで作業は終わりになりますが、レストポーズを変更した場合は、ポーズを変更するために人物モデルに適用していたアーマチュアモディファイアが解除されます。
もう一度ポーズを変更する場合は、オブジェクトモードで人物モデルを選択してモディファイアプロパティからアーマチュアモディファイアを追加し、もう一度Rig と関連付ける必要があります。
ただ、サッカー選手のモデルをつくりたかったのですが、ダウンロードしたモデルなのでソックスをはいてなかったり、靴が革靴っぽかったりでサッカー選手っぽくないところがあってイマイチなので、人物モデルとユニフォームのモデルを別々にダウンロードして合わせてみます。
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1. 2つのモデルを合わせるには
まったく違う場所からダウンロードした2つのモデルを合わせるには、次の2つの方法があります。- 2つのモデルをそれぞれインポートし、.blend ファイルとして保存した後、2つの .blend ファイルをアペンドする方法
- ベースのモデルをインポートし、同じファイルにもう1つのファイルをインポートして、同時に編集していく方法
2. 2つのファイルをアペンドする方法
まずは2つのファイルを別々の.blendファイルに保存し、アペンドしてみます。- ダウンロードしたモデルをインポートします。
- 2つのモデルをだいたい同じ大きさになるようにスケーリングして、 Ctrl + A で全トランスフォームしておきます。
- どちらか一方のモデルに
Shift
+
A
でアーマチュアを追加して、アーマチュアもモデルに合わせてスケーリング、全トランスフォームします。
- さらに「Generate Rig」 でRigを作成し、Rigとオブジェクトを関連付けます。
- ここまでできたらもう1つのモデルをアペンドします。
アペンドの方法画像
3.2つのモデルのポーズを調整する
モデルをアペンドしたあと、サイズの違いや位置のズレであればスケーリングや移動で対応できますが、ポーズのズレはどちらかのモデルのポーズを変更する必要があります。例えば、今回のモデルではシャツの袖と人物の腕のポーズが違うので、うまく合わせることができません。
そのため、アーマチュアを追加した人物モデルのポーズを変更して、ユニフォームのモデルに合わせていきたいと思います。
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ポーズモードで人物モデルのポーズをユニフォームに合うように変更します。
このままだと編集モードにした際に元のポーズに戻るため、このポーズをデフォルトのポーズ(レストポーズ)として登録します。
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デフォルトのポーズに設定するには、オブジェクトモードで人物モデルを選択し、モディファイアプロパティからアーマチュアモディファイアを追加します。
- テキストボックス横の「v」を押して適用を選択します。
- ポーズモードに変更し、画面上のメニューから「ポーズ」→「レストポーズとして適用」を選択して完了です。
4.メッシュを微調整
ここまでの操作で大まかに2つのモデルの形状が合っていると思います。さいごにユニフォームからはみ出している部分をメッシュを変更することで調整していきます。
- 編集モードに変更します。
- モデルの左右の形状を対称にしたいので3Dビュー画面右上の対称機能をONにします。
- プロポーショナル編集モードをONにします。
これをONにすることで移動した頂点に合わせて周辺の頂点も同時に移動されます。
- G キーで頂点を平行移動する際に、マウスホイールを動かしてプロポーショナル編集の影響範囲を調整します。
5.注意点
これで作業は終わりになりますが、レストポーズを変更した場合は、ポーズを変更するために人物モデルに適用していたアーマチュアモディファイアが解除されます。
もう一度ポーズを変更する場合は、オブジェクトモードで人物モデルを選択してモディファイアプロパティからアーマチュアモディファイアを追加し、もう一度Rig と関連付ける必要があります。
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